WordPressの初期設定と必須プラグイン

WordPressのインストール後、必ず行う初期設定と、必須プラグインのインストールについて。

初期設定

管理者でログインすると、メニューから設定を行うことができる。

一般

  • サイトのタイトルを適切な名称に
  • キャッチフレーズを適切な内容に
  • 日付・時刻のフォーマットを適切な内容に

表示設定

  • 1ページに表示する記事数を適切な数値に
  • 検索エンジンでの表示を適切な内容に
    デモサイトであればインデックスされないようにする。

ディスカッション設定

投稿のデフォルト設定
コメントを受け入れない場合、新しい投稿へのコメントを許可のチェックを外す
トラックバックの設定はサイトによっては積極的に公開したほうがよい
コーポレートサイトなどでほぼ静的な運用をする場合は必要ない。
他のコメント設定
名前とメールアドレスの入力は必須にする
ユーザー登録してログインしたユーザーのみコメントをつけられるようにする は基本チェックを外す
~日以上前の投稿のコメントフォームを自動的に閉じる は基本チェックを外す
自分宛のメール通知
個人ブログでもない限り通知は不要
コメント表示条件
すでに承認された~のみチェックを入れる

メディア設定

画像サイズ
メイン領域の幅に合わせたサイズを設定する

パーマリンク設定

パーマリンク設定は最も重要。直接URLに反映されるため、できるだけSEO上や管理上有利な設定を行う。

デフォルト

http://sample.com/?p=999

みたいなシステマチックなURLになる。
SEO的にも印象的にも良い反応は得られないため、できるだけ避ける。

カテゴリー+投稿名のパターン

/%category%/%postname%/

最もポピュラーで最も効果の高いパターン。
記事ごとに英単語等で固有のslugを指定して運用する。
slugは他記事とかぶらないように考慮する必要がある。
slugを設定しない場合は日本語タイトルがそのままslugになるが、特定の環境でしか日本語URLは通用しない。
日本語URLと英語URLのメリットデメリットについては、日本語URLと英語URLのメリットデメリットを参照。

カテゴリー+IDのパターン

/%category%/%post_id%/

SEOを意識しない会社のお知らせのようなコンテンツで用いる。
%post_id%の部分は日付でも問題ない。

必須プラグイン

  1. Akismet
    純正のスパムフィルター。Keyの取得が必要。

  2. All in One SEO Pack
    記事ごとにtitleやdescriptionを設定可能になる。その他細かいSEOに関する有用な設定が可能。
    投稿一覧の画面を圧迫するのが不愉快。

  3. Google XML Sitemaps
    sitemap.xmlを自動で吐き出し、通知してくれる。これがある場合は記事を上げた後、数分でインデックスされる。

  4. Contact Form 7
    簡易的なお問い合わせフォームを一瞬で設置できる。カスタマイズ可能。GoogleAnalyticsでコンバージョンの計測が可能。

必要ではないがあると便利

  • WP-DBManager
    Wordpress管理画面でDBのバックアップや最適化が可能になる。phpMyAdminで事足りてる場合は必要ない。

  • Broken Link Checker
    サイト内のデッドリンクを探してくれる。デッドリンクの放置はSEOに良くないため、外部リンクを多く張るサイトの場合に採用する。

  • Ktai Entry
    特定のメールアカウントに投稿されたメールを自動的にWordpressに投稿する。絵文字や添付画像も使えるため、携帯から投稿したい需要がある場合に必須。

  • Breadcrumb NavXT
    パン屑リストを自動生成してくれる。表示の細かいカスタマイズが可能。サイト構造が複雑な場合は採用する。

  • WP-PageNavi
    ニュースなどのページ送りをGoogle風にできる。長くサイトに滞在してもらうために必須。細かいカスタマイズも可能。

有用だが取扱注意

  • Exec-PHP
    記事内に書いたPHPが動作するようになる。共通化のためにやむなく記事内にPHPコードが必要になる場合がある。他のプラグインとコンフリクトする場合があるため注意。

  • Head Cleaner
    Header要素内を最適化し、表示の高速化に一役買う。基本的には入れ得だが、ソースを勝手に改変して出力するため不具合がないか確認してから使う。

  • W3 Total Cache
    コンテンツをキャッシュし表示速度を数倍以上速くする。基本的には入れ得だが、他のプラグインと相性が悪い場合があり、その場合はこのプラグインを無効化すると正常に戻ることが多い。

  • PS Disable Auto Formatting
    記事編集時、Wordpressが勝手にbrを削ったり、pを挿入したりする挙動を阻止する。pが入ることでレイアウトが崩れる場合に採用する。

ソーシャル関係

  • WP Social Bookmarking Light
    投稿の特定の場所に各ソーシャルメディアのボタンを配置する。ソーシャルメディアの拡散力は段違いなので基本的には入れ得。定期的にしっかり記事を書くようなサイトには必須。

  • Wordbooker
    Wordpressに投稿した記事が自動的にFacebookにも投稿される。Facebookを活用する場合には必須。

管理側の利便性向上

  • Markdown on Save Improved
    記事の入力にMarkdownを使えるようになる。

  • My Setting
    様々な細かい設定が可能になるが、主にbehave.jsとGoogle Code Prettifyのために使用。

最も有用なプラグイン

いろいろプラグインを挙げてみたが、結局以下のプラグイン一つで大多数をカバーできた。

  • Jetpack
    Markdown記法、関連記事表示、記事統計表示、ソーシャル連携、お問い合わせフォーム設置 他、30個くらい

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