日本語URLと英語URLのメリットデメリット
WordPressのパーマリンクとスラッグはURLとなり、SEOやサイトイメージに直結するため決定には慎重を要する。
日本語URLについて
例えばパーマリンク設定を以下の設定にしたとする。
/%category%/%postname%/
記事タイトルに「日本語URLと英語URLのメリットデメリット」と入力し公開すると、URLは以下のようになる。
http://milkyshade.com/seo/日本語URLと英語URLのメリットデメリット/
しかし上記はURLエンコードが行われた結果であり、エンコード前の本来のデータとしては以下のようなURLになる。
http://milkyshade.com/seo/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9eURL%e3%81%a8%e8%8b%b1%e8%aa%9eURL%e3%81%ae%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%88%e3%83%87%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%88/
上記を踏まえた日本語URLのメリットデメリットは以下のようになる。
日本語URLのメリット
- 投稿タイトルをそのままURLにできるのでスラッグや英単語に悩まなくて済む。
- Googleなどの検索エンジンは検索ワードがURLに含まれるとハイライトされて表示されるため、クリック率が上がる。
- Googleなどの検索エンジンで、検索ワードと日本語URLが完全一致していると順位が上がる(Wikipediaが良い例)。
2,3については確実に成果があるため適切にキーワードを捉えることができれば順位はすんなり上がる。
個人的にはスラッグを考える必要がなくなるので1のメリットが最も大きいと考える。
日本語URLのデメリット
- 確実にリンクをするためにはエンコード前のURLを用いる必要があり、URLによる紹介を受けにくい。被リンクの減少。
- トラックバック・ピンバックでエラーになる場合がある。
- ソーシャルブックマークで文字数の関係により弾かれる場合がある。
- 検索エンジンでも長すぎるため省略されることがある。日本語で表示されない場合もある。
- URLエンコードされないとダサい。
被リンクやソーシャルでのエラーなど、SEOや来場数に直結する不具合がいくつも発生する可能性がある。
メリットに挙げたSEO効果も階層が深い場合や長すぎる場合は効果が無い。
そもそもURLが日本語というのは無理があるし、ダサいと思う。
英語URLについて
例えばパーマリンク設定を以下の設定にしたとする。
/%category%/%postname%/
記事タイトルに「日本語URLと英語URLのメリットデメリット」と入力し公開すると、URLは以下のようになる。
http://milkyshade.com/seo/日本語URLと英語URLのメリットデメリット/
これを英語URLにするため、記事ごとにスラッグが設定できるので、タイトルを簡易的に英訳した内容で置き換える。
日本語URLと英語URLのメリットデメリット
↓
japanese-english-url-merit-demerit
するとURLがすべて英語になる
http://milkyshade.com/seo/japanese-english-url-merit-demerit/
英語URLのメリット
- 運用上のデメリットが無い。
これに尽きる。
と思ったが、日本語環境においてはやはり言語の違いがデメリットになることがある。
英語URLのデメリット
- 日本語のタイトルを英語に訳して表現するのが面倒。
- わざわざ英語で検索する日本人はいないので国内でのSEO的な価値は微妙
記事を投稿するたびにスラッグを考えるのは骨が折れ、英語表現が不可能な場合も多くある。
いずれ語彙が尽きて同名のスラッグが生まれるのではという不安もある。
精神的なデメリットだが、生産性において重要な課題となる。
最適なパーマリンク設定はなにか
日本語でも英語でもないパーマリンクにすればデメリットが無くなる。
/%category%/%post_id%/
つまりIDによる表現である。
IDであればスラッグに悩むこともなく、スラッグが重複することもない。
カテゴリーを付加しているのは、URLだけで最低限の趣旨を伝えるため、またディレクトリ分けすることでアクセス解析などでディレクトリ別に解析できるようにするため。
URLでSEOに貢献できないのはもったいないが、不具合無く生産性が上がればそれに越したことはない。SEOはタイトルや内容、サイト構造で対策すればよい。
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